人形幻想私語

 ふと、人形を作る人の気持ちを思ってみた。

人形を作るとき、人間らしく作りたいのか、それとも、

人形らしく(例えば極端な体形、デフォルメしたメイクなど)作りたいのか、はて、どちらなのだろう?

ぼくは、人間で人形に見せかけた写真を撮ったことがある。そのときは、わざと、手首の関節をつくったり、肌を無機質に見せるようなメイクにしたりと、人形に見せたくてあれこれ工夫した。

 人形師にもいろんなタイプがあるので、一概に決め付けることはできないだろう。少なくとも、ぼくの少女人形舞台は、人形になりたい少女が人間のように歌って踊る(人形になりきれなくて悩む少女がいたり、人形なのになんで人間の気持ちを理解しなきゃいけないのかと思う少女がいたり)という幾重にも倒錯したドラマがあるので、より複雑である。だから、かえって、人間で人形の写真を撮ろうとしたときのような、あざとい工夫は一切必要ないと思う。

 少女たちが人形になりきっていたら、ぼくは縁側で妹と遊んだ人形遊びの延長で物語を書き、演出をすればよいのだ。それが、少女たちにとっても、ぼくにとっても、一番難しいことなのだが…。6月2日の幻奏の宴がどんな仕上がりになるか、稽古もあと数日、お楽しみに。

 

こんな朝は

 寝るのが勿体ないような天気の朝です。かといって、少し眠っておかないと、

今日はニコニコ動画生放送”アイドル夜の朗読会”です。
脚本・演出で参加しているので、

毎週水曜日は17時から22時までスタジオに入って、

今のところ原稿の遅れもなく、規則正しく流れています。
 3ヶ月間続くのですが、あまり考えないようにしています。

これを乗り切ったら、規則が苦手な体質も改善されるかも知れません。
 昨日の少女人形舞台の稽古で、萱沼千穂さんの「あの日の青い空」を初めて聴きました。6月2日の舞台でお披露目してもらう新曲ですが、なかなか良い感じの仕上がりです。

「胸の中の小鳥」「胸の中の砂丘」と、胸の中シリーズ?

が二曲あるので、3曲目「胸の中の〇〇」を作ろうと思います。

銀河、宇宙、海、ラヂオ、天空、回廊、使い古された言葉でも、

イメージが広がる言葉はたくさんありますが…。
小鳥はか弱い生き物、砂丘は荒涼とした無人の大地、

胸の中にあると、イメージが広がります。

次は形而上的な言葉が面白いかも知れませんね。

何が良いでしょう?

ピグメリアン、BLUE DEVIL、ジオラマ、

マルテ、ノクチュルス、フィガロ、

こうして横文字を並べると、急にローレンス・スターンが読みたくなってきます。

それでもぼくは、少し眠らなければならない。

胸の中には幼い日のゆりかごが一番似合うような気がしますが、

それでは歌にならないかな。眠ってしまってはおしまいですね。

では、おやすみなさい。