一旦帰京!

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 昨日札幌シアターZOO公演を終えて、本日帰京しました。零下10度の札幌公演にお越しくださいました皆様、3回もご観劇いただいたHさん、本当にありがとう!パソコンを持参していなかったので、帰宅して開いたらメールがたくさん!これから返事を書きます。

 今週は京都公演です。明日は10日から始まる朗読劇のリハーサルなので休む間もないが、体調は何とか維持しているので大丈夫!

 札幌でHさんに、役作りで減量されたんですね、と言われてしまった。2㎏しか減っていないのだが、顔から落ちるのかな?ま、京都からひょっとすると和歌山に廻るかも知れないので、先は読めない。では、また!

創作ノートとパソコン

 創作ノートを二冊持ち歩いている。一冊は無印商品のダブルリングノートA6タイプ、ゴム留めのついたコンパクトなノートで70枚ある。もう一冊はキョウワの大学ノートB5タイプで30枚。歳をとるにつれて書き物にはこだわらなくなった。作詞など、喫茶店のナプキンやバーのコースターの裏に書いたりする。ペンも30代まではモンブランやペリカンの高級万年筆を使っていたが、失くしたりひとにあげたりして、今は使い捨ての万年筆型ペンを使っている。ノートになぐり書きするので、書きやすくて便利である。

 大学ノートはページが埋まる頃にはボロボロになっているが、無印商品のA6タイプは表紙が厚紙でしっかりしているので最後まで原型を保っている。この二冊が、今のところぼくのたいせつな仕事道具である。さて、パソコンの方だが、携帯電話同様、いつまで経っても馴染まない。原稿はパソコンで打って送るのだが、どうしても一度紙に印刷して読み返さないと安心できない。そろそろ慣れてもいい頃なのだろうが、きっと体質だろうと考えている。

 明日から来週月曜日まで札幌だが、パソコンは重いので置いて行くことにした。したがって、このブログも暫くお休み。携帯電話から送ればよいのだが、やり方を忘れてしまった。帰京してから札幌日記を書こうと思っている。

 では、今日も稽古に出かけます。

めまぐるしく変化する時代の中で

 今回の俳優出演には賛否両論、花を贈って激励する友人もいれば、吐き捨てるように”馬鹿なことを”と言って無視した友人もいた。どちらも、ぼくを想ってのことと感謝している。確かに20代の若者に混じって舞台を駆け回るのは滑稽かも知れない。しかし、こんなぼくを求めてくれた堀川炎嬢に下駄を預けたのだから、笑って頑張るしかない。今日と明日は札幌公演の稽古で、明後日の朝札幌入り。土曜、日曜と公演して月曜に帰京。そして翌週は京都公演。身体が持つかはやってみないと判らない。

しかし、この公演中、約束の台本を仕上げた。依頼の作詞までは手が廻らなかったが、朗読劇の台本と7月の舞台脚本は完璧だ。だいたい、書き上げた直後は自画自賛する。少し時間が経つと、書き直したくなってくる。完成稿なんて永遠に書けないのかも知れない。が、出来る限り、理想に近づけたい。時代はめまぐるしく変化している。この10年、おとなしく見守ってきたが、腰を上げるときが来たようだ。再び、波乱万丈の幕開けである。

東京公演千秋楽そして打ち上げ

 ご観劇ほんとうにありがとうございました。

堀川炎さんはじめ、共演者、スタッフの皆さんもご苦労様でした。

締め切りの原稿があって、楽しい打ち上げも乾杯そこそこに退席。

仕事がずれ込んで、どこかで修正しないと身体が持たない。かと言って、今週の木曜日から札幌。それまで出来るだけのことをやっておかないと。12月公演のマケイヌバーから、ずっとカンヅメ続きのような気がする。

 しかし、今日観劇に来てくれた田中真弓嬢など、もっと過酷なスケジュールなのに、律儀に差し入れまで気を配ってくれる。出来る人は出来るのだ。ぼくも、頑張れるところまで頑張ろう。応援してくださる方の笑顔が、こんなにエネルギーを起こしてくれるのだから。

ご観劇ありがとう!

 今日の昼公演に予告もなく守沢高さんがいらして、終演後束の間コーヒーをご一緒した。知らせていただければ前売りで予約できるのに、いつも当日券でいらしてくださる。夜公演には、制作会社のTさんやSさんがいらして、こちらも束の間コーヒーをご一緒した。

 満員のお客様でチケットが取れないそうだが、これから観ようと思って下さる方、何とかしますので諦めずにご連絡お願いします。明日も昼夜2公演、気合いを入れ直して演技に集中します。終演後はどうかお声をかけてください。

 めまぐるしく入れ替わる転換も世田谷シルクの特徴なので、お楽しみください。20代の若者たちに混じって走り回っているぼくも、まあ、微笑ましく観てやってくださいませ。22日日曜日昼公演で東京は千秋楽です。

初日御礼!

 世田谷シルク「渡り鳥の信号待ち」初日にお越しくださいましたお客様に心より御礼申し上げます。お花もたくさん頂きましたが、残念ながらシアタートラムはロビーにお祝いのお花を飾ることができなくて、楽屋入り口に並べさせていただいています。スタッフ、俳優陣の目にはとまりますので、充分華やかです。お贈りくださいました皆様に重ねて御礼申し上げます。東京公演は22日昼まで残り5公演、次週が札幌、その次が京都公演です。2月5日の千秋楽まで頑張ります。

と、いうわけで、朝倉薫、俳優として舞台に立っております。土曜日の夜の部が、少しお席があるようです。是非お越しくださいませ。

止まらない時間の中で

 舞台の稽古と原稿書きでほぼ一日が過ぎる日々が続いて、高速列車に乗っているようだ。この列車、何処へ向かっているのだろう。時折揺れるのは地震なのかレールの軋みなのか…

 早いもので今日は楽屋入り。明日は場当たり。そして19日は初日の幕があがる。来週は札幌、2月の第一週は京都公演。若者たちと冬の旅に出る。北海道は空路だが、京都は夜行バス。出来る限り、この境遇を楽しむ心でいたいが、果たして身体が持ち堪えられるだろうか!心配はその一点である。

 東京を発つ前に仕上げなければならない脚本がある。舞台との切り替えが順調にいけば、なんとかクリア出来るであろう。と、いつも、自分のことに関しては楽天的だ。笑おうと泣こうと、止まらない時間の中で生きているのだから。

アップルパイ

p2012_0114_130546.JPG どんよりと曇って朝だか昼だか判らない。今日は稽古の入り時間が12時なので、いくぶんゆったりした気分でいる。

 熱い湯は身体に刺激が強いらしいと聞いて、40度にさげてシャワーを浴びた。冷え切った浴室の寒さを40度ではカバー出来なくて、くしゃみが止まらなかった。43度にあげたが後の祭り、悪寒に震えながら濡れた身体を拭き、急いで服を着た。

 頂いたアップルパイをジンジャーエールで流し込みながらパソコンを立ち上げた。時間に余裕があると思って林檎の思い出など書こうと思ったが、もう10時50分過ぎだ。林檎の話はまたいづれ、と、今日が最後の通し稽古。明日は仕込み、明後日場当たり、そして19日に初日を迎える。世田谷シルク「渡り鳥の信号待ち」、宮沢賢治「銀河鉄道の夜」堀川炎の脚本・演出が冴え渡っています。是非、ご観劇くださいませ。俳優朝倉薫は、…頑張ります!

63歳の俳優挑戦

p2012_0114_130039.JPG写真は神田神保町”さぼうる”のランプシェード。

 厳格頑固なランプ職人の役で、宮沢賢治「銀河鉄道の夜」を、新進気鋭の劇作・演出家堀川炎が創作した「渡り鳥の信号待ち」に出演する。今日の通し稽古に友人の映画監督保坂延彦さんが来てくれた。20代の若者に混じって走り回るぼくを観て、どう思われたか聞くのがためらわれた。

 稽古終了後、稽古場から一つ目の池尻大橋にある矢部美穂さん経営のYABEKEに、昨年末から寄ると言っておきながら、ようやく今夜寄ることが出来た。偶然、4年前の最期のアトリエ公演に来てくださったSさんともお会いすることが出来て嬉しかった。

 美穂さんの妹の美香さんが10年ほど前劇団で芝居をやっていたこともあり、仲良くさせていただいている。美穂さんに「俳優から演出家への転身は聞くけど、演出家から俳優ですか」と、半ば呆れられた。思いもしなかったことが起こるのが人生、ぼくは大いに楽しんでいる。体力的には限界だけどね。

夜明けの夢魔

 午前4時に玄関のチャイムが鳴った。古いアパートの表玄関の扉は、几帳面な管理人によって4時半に鍵が開けられるはずだ。ぼくは夢うつつにぼんやりと、アパートの上階に住むA教授かな、と思った。確かに、A教授ならぼくが夜明けて眠ることをご存知だ。

 午前11時に三軒茶屋の稽古場に着くために、この1ヶ月間、睡眠の時間帯を無理やり変更している。常時時差ぼけ状態で思考も当てにならない。布団にもぐりこんだばかりのぼくは、微かに聴こえたチャイムを無視した。すると、しばらく経ってから再び玄関のチャイムが鳴った。何だか間延びして聴こえたが、起きて玄関へ行き、扉越しに「はい」と返事をした。「すみません」と、子供の声が聞こえた。それも、5,6歳くらいの男の子の声、男の子の声で人気の声優田中真弓嬢が悪戯でだしている声にも聴こえた。劇団のまたか涼もそんな声を出す。などと思いながら、扉を開けた。

 玄関には、子供どころか誰もいなかった。冷たい風が開いた扉から遠慮無しに吹き込んで来た。幻聴だったのだろうか。芝居の稽古で、5,6歳の牛乳屋の息子が遅れた牛乳を配達してくる場面をやっている。何処までが夢で、何処からが現実だったのか忘れた。一昨日の夜明けのことだった。みんな繋がっている。